「    」

言ったところで何になる?

12月の夕方の空はもう暗い。
自分で編んでみたマフラーにあごを埋める。
白い吐息がとけていく。

冬が嫌いってわけじゃない。
むしろ好きだったりする。
自分が生まれた季節だし。

もうすぐクリスマスだ。
クラスの誰もが誰と過ごす、誰にプレゼントを渡す?など話に華を咲かせている。

きっといつもの通り。
母と仲良くケーキを作って、父とツリーの飾り付けをして。
祖母と親友とその兄弟もよんで楽しくパーティ。

「ねぇ」

反射的に振り返ってしまう。
他にも沢山、帰宅途中の生徒が居るというのに。

「・・・?」
振り向いて視線がかち合う。
どうやら呼び止められたのは私らしい。

彼は私の前に立った。
「クリスマス、暇?」
「・・・どーして?」
目の前の彼は不適な笑みを浮かべたまま。
彼と出会ってから二年と九ヶ月。
祖母が顧問を務める部活で今年の夏まで活躍をしていた。
今度はその舞台を故郷であるアメリカに移すと噂で聞いている。
私にとっての二年と九ヶ月は短いものだとその噂を聞いて思った。
ずっと彼の活躍を間近に見ていられるだろうとずっと思っていた。
でも、彼はこんなところで立ち止まったりはしない。
私が歩く速度よりも、もっと速く。
誰も知らない場所へ向かっていく。

「付き合ってほしい場所があるんだけど」

どうして私が?と言いたかったのだが。
口よりも先に表情が動いてしまっていたらしい。
「・・・そんなに目を丸くしなくてもいいじゃん」
「だ、だって」
驚くに決まっている。

「・・・暇?」
「・・・多分」
「そ」
「・・・・」
「じゃ、今度。クリスマスは駅前10時集合」
「・・・・」
夢なんじゃ、ないか?と思う約束。
「・・・竜崎、返事」
「は、はい!」

それでよし、とでもいうように彼は笑った。

____________________________

さて、続きはどうしようか?(笑)

つーか過去にやりませんて言ったことをしてます。
それよりも、今書いてる話(これじゃないですよ、これ突発)の続きを書きましょう。

でも、私は本を作るでもなし、サイトを開設するでもなし(したいけど)なのに何をやってるんだか。

あ、そうそう!この前言ってた金太郎さんですが。
見開きのは似てますね。
でも本誌も・・・あーちょっと似てるか・・・。
ちゃんとデータで見ました(笑)

って次号も金太郎が主人公!(爆笑)

あ、リョーマさんやっぱり・・・

とりあえずは東京についてから桜乃に出会ってみてください。

で、惚れちゃったとかそーゆのは期待しちゃダメですか?

だ、だって恋愛のライバルでも楽しそうやん???
いろいろと自覚してしまうリョーマとか。

テニス馬鹿ばっかじゃダメだよ、リョーマ。
青春しなさい。

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